月の光
「ゆうべ」 これは、月が話したとおりの言葉です。「わたしは、インドの澄みきった空気の中をすべって、ガンジス河にわたしの姿をうつしていました。わたしの光は、古いプラタナスの葉が、ちょうどカメの甲のように盛り上がって、茂っている生垣の中に、さしこもうとしていました。」” -『絵のない絵本/アンデルセン』(新潮社)
若い貧乏画家に月が空から語りかける、大人の短編集です。
今夜は68年ぶりのスーパームーン。 ドビュッシーの『月の光』でも聴きながら、一杯いかがでしょうか。
昔の人は、お酒に月を映して飲んだそうです。
クロード・ドビュッシー(1862-1918)はフランスの作曲家です。
月の光が入っている「ベルがマスク組曲」は、ヴェルレーヌの詩の世界を表現したものと言われています。
学生時代は大変な異端児で、和声のテストは落第点ばかりだったとか。
先生が答案に×をつけながら「でも上手いなあ」と言ったそうですよ。
お天気、大丈夫でしょうか。少しでも見えると良いですね。
娘が泣いているので、今日はこの辺で。