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葉っぱの雨

娘と山道を歩いていたら、落ち葉が雨のよう

に降っていました。陽の光を反射して、黄金色に輝いています。

こういう時、つい「わあ、きれいね」と言ってしまいそうになりますが、 言わない方が良いんだそうです。

子どもが自分で何かを感じる前に「きれいねー、雨みたいねー」などと親の感性の枠にはめてしまうと、もうこの景色をそういう風にしか見なくなってしまう。

ここはぐっと我慢して「ほら、あれ見てごらん」程度にとどめて後は見守る。お喋りな私には苦行に近いものがありますが(^^;

ドレミも同じで、あまり早いうちからドレミを仕込んでしまうと、もうその枠内でしか音を聴かなくなってしまうという話を以前に聞きました。それよりは、外へ連れ出して色々な音に耳を澄ます経験をたくさんさせてあげると良いのだそうです。

幼い子の感性を育てる。難しい仕事のように聞こえますが、何か特別なことをするのではなく、余計なことをしないよう気を配ることがポイント。

手出し口出ししないで、後ろでじっと、こらえる(^^;

落ち葉の雨。私は雨のようだと思ったのですが、娘は葉っぱがクルクルと回転しながら落ちる様子に注目したようで、「でんぐり返し、上手だね」と言いました。 余計なことを言わなくて良かった。危ないところでした。(ホッ)

手を出してもだめ、放ったらかしでもダメ。子育てって、大変。

それでも、二人で眺めた景色は生涯の宝物です。

娘にとっては何でもない朝の風景、私はいつまでも忘れることはないでしょう。

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