その気になった!
月に1度、親子でレッスンに来ている生徒さんのお母さんから、お話がありました。 本人がレッスンの回数を増やしたい、グレードも受験したい、そして、
”静 か な 部 屋 で レ ッ ス ン し た い”
と訴えて来ましたと(^O^; いつも弟さんが側で遊んでいるのですが、レッスンに集中したくなったようです。 お母さんと二人で笑ってしまいました。
外で友達と遊びたい盛りの男の子。 他に習い事もあるし、どこまでやりたいかも分からないからということで お母さんのついでにゆる~くレッスンしていたのですが、やる気になったようです。 おお、やった! やる気の芽は伸ばさなければ♪
早速、次回からレッスンの回数を増やして、 ご兄弟は預けて来ることになりました。
次の発表会では、今より長い曲を弾きたいと言ったとか。 他のお子さんの演奏を聴いて、刺激を受けているらしいです。
うちの発表会はとてもうるさいですから、この子はコンクールに出したら 静かに聴いてもらえる嬉しさに泣いて喜ぶかも知れませんね。
何でもそうですが、始めから良い環境を与えすぎないのも、また1つの方法です。 発表会の緊張を嫌がるお子さんは多いですが、じっくりと演奏を聴いてもらえる 有り難さを知っていれば捉え方も変わります。
なるべくリラックスできるようにして、生徒さんの良い所を引き出す。 ダレてしまわないように、上手に刺激を与えてやる気にさせる。 私の目指しているレッスンは、こんな感じです。
そのためにと知恵を絞って変なレッスンをしているうちに、 子どもの方から「普通にやってくれ」とリクエストが来てしまいました。ハハハ。
いつでも子どもは私より大人なんです。 はい、喜んで普通にやらせて頂きます。