「子どもの中を流れる時間」
母校の1号館が建て替えになるとかで、お別れ会(笑)の案内が回ってきました。
懐かしいなと思って初めて(すみません!)国立音楽大学のHPを見ていたら、前回ここに書いた記事「いつから始めるか」と似たような文章を見つけました。松沢 孝博教授の「子どもの中を流れる時間」と題したコラムです。 使える物は何でも使えっとばかりに引用させて頂きます。
"幼い時期にも、一人ひとりその子どもにとって丁度いい時があるようです。肉体的育ちだけでなく、子ども自身何かを分かる時、感じる時があります。だからこそ身近な人に見守られて。自ら手を付け、やり始め、自らやり通す体験が大事になるのでしょう。" (国立音楽大学HP コラムより引用)http://www.kunitachi.ac.jp/introduction/kunion_cafe/educator/index.html
松沢先生にお会いしたことは無いのですが、私が他の先生から教わった内容と同じです(ホッ)20年以上経っていますが、まだ変わっていないようです。とても分かりやすく説得力のある文章で解説してくださっていて、参考になります(^^)何かを始める時、何かを理解する時。その子自身のタイミングがあるということ。よく見守ってその時を見極め、サポートしてあげることが大事なのですね。
幼い子は、時計で測る「時間」とは関係ない世界に生きている。これはでも、子育て中のお母さんは皆、実感として持たれているんじゃないかなと思います。本に書いてあるスケジュール通りに育つ子って、あまりいませんよね。
そもそも時計やカレンダーが生まれる前から人間は子育てをしていたわけですし、音楽もその頃からこの世にありました。子育てが先で、カレンダーは後です。ならば後から生まれた物に振り回されるのはおかしいではないの。なんて思ったりして。(これは私の独断)
何歳からレッスンを始めるのが最適。何歳では早い・遅い。 そういう一律のきまりは特にない、ということだけは言えるようです。
1号館お別れツアー、行ってみようかなあ。 でも若者ばかりのキャンパスを、オバサンが大勢で練り歩くんですよね(^^; どうしようかなー。