青空音楽教室
気持ちの良い春の日曜日、榎の大木の下で青空音楽教室を開催しました。
サウンド・エデュケーション(下記参照)のワークショップです。 バイオリニストの喜多直毅君がゲストで来てくれました(^^)
今回は「緑地の春の音を聴こう」というテーマです。
子供達は木の上で(笑)、大人は何故か地面にしゃがみ込んで、耳を澄まします。
普段の生活の中で、私たちは聴く事に集中することはありません。
耳にフォーカスして世界を捉えてみると、聴く意識が芽生えます。
様々な音の風景があります。 自然の音、人工の音。
心で聴く音もあります。
地面から湧き上がってくる生命の音が聞こえると言う人。 空に浮かんだ上弦の月から音が降ってきている気がすると言った人。
皆が見つけた音を、その場で喜多君が次々と即興演奏で再現してくれました。 これが、素晴らしいの一言! 喜多君の演奏は現代音楽で、なかなか敷居が高いのですが、
身近な音を再現してもらうと、その表現力の高さがよく分かります。
自然の音と楽器の音が調和して、とても心地良い。
子供達は演奏に反応して、生き生きと動き出します。 自然に身体が動いたそうです。
天気、湿度、豊かな自然。文化的な関心の高い人々、スキルの高い音楽家。 こうしたワークショップは、沢山の好条件が揃わないと実現しません。 一瞬に生まれた、宝石のような時間になりました。
終わった後は恒例のティータイム♪ 美味しいリンゴケーキを皆で頂きました。
喜多君、無茶振りに応えてくれてどうもありがとう! 参加頂いたみなさま、どうもありがとうございました!
*喜多君のブログはこちら。今日の様子を書いてくれました(^^)
*サウンド・エデュケーションとは カナダの作曲家M.シェーファーが、自ら提唱したサウンドスケープ(音の風景)の考え方を背景に考案されたプログラムです。環境問題を耳から考えてみようという運動で、かすかな音に耳を澄ます感性を養います。