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贈り物


カラスウリを目指す

クリスマスが近づいてきて、娘もサンタさんにお手紙を書いています。子どもの喜ぶ顔を思い浮かべながらプレゼントを買うのは、とても楽しいですね(^^)

一番嬉しい贈り物って何でしょうか?

出産してしばらく、考えていた時期がありました。本人が欲しい物? 教育? きれいな地球?それはちょっと私の手には負えないけれど。

ある時、印象的なものを見ました。

娘の通っていた自主保育の卒会式での出来事です。卒会生は前に出て並び、保育者さんが、一人ずつインタビューしていきます。

「宝物は、何ですか?」

それぞれ、順番に大切にしている物を答えていきます。もらったもの、山で拾ったもの。可愛らしい答えが続き、最後の一人。

「ボクの宝物は、自分で出来るようになった、でんぐり返し!」

その子はこう叫んでその場でゴロン! と回って見せたんです。みんな笑いました。温かい式でした。私も笑いながら、何となく分かった気がしました。

「子どもにとって一番嬉しいのは、自分で何かが出来るようになること」

親以上に本人が、成長する事を欲しているんですね。

どんな贈り物も、何かが自分で出来るようになる経験には敵わないようです。

「与える事は奪う事」保育者さんの口癖です。自分で掴み取らせなさい。

お口チャック、手は後ろ。これは実際難しいですね。

何もしないのとは違う。側で見ている。何をしてあげられるか、何をしてはいけないのか考えながら。

大きくなるにつれて、親も子も消費社会に飲み込まれていきます。必要な物は増え、子どもはコマーシャルを理解するようになり、時間の余裕もなくなります。

振り回されないように、気づきを見失わないように。

大事な子育ての軸、クリスマスを機に再確認しようと思っています。

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