実り
雨ふれば いつでもよろこび おまめさん
娘が初めて詠んだ俳句なのですが、庭に植えたパンダ豆の様子を歌ったものです。4月に植えたパンダ豆が結実しました。コロナ禍も自然はストップしていなかったようです。
スルスルっとツルが伸びて白い花が咲き、やがて枝豆のような鞘が出来ます。それが茶色く枯れてきたら収穫。鞘の中から白黒のパンダ豆が出てきた時は、ちょっと嬉しかったですね(^^)毎朝水やりしながら成長を見守ってきた娘も、思わず歓声を上げました。
土に埋めると芽を出し、成長し、子孫を残す。実際に育ててみると、この生命のサイクルを頂くのが食事なのだと実感します。生物の一生の中で最も勢いのある時期が旬、その時期を逃さず食べるのが一番身体に良いというのも納得です。
それにしても2か月ちょっとで収穫とは、意外と成長が早かったです。初めて見る豆だったので、完成形が分からず手探りでしたが、楽しかった。
「どう育てたいかではなく、どう育つかです」
とは青空保育時代の娘の保育者さんの言葉ですが、まずは見守り、育っていく様子を見ながら出来る事を考える。つるが伸びたら支柱を立て、花が咲いたら肥料を追加し、風が強ければ支え。先回りしない子育てってこんな感じかなと思いました。豆をスイカのやり方で育てても上手く行きませんから、よく見て考えて、臨機応変に。ピアノのレッスンもこんな風に出来たら達人級です。そこを目指していきたいものです。
ともあれ、まずは台風で全滅する前に収穫出来て良かった。でもあんまり早く完成してしまうと、嬉しいけれど拍子抜けもしちゃいますね。
ゆっくり ゆっくり 大きくなあれ。
野菜も、子どもたちも。